アンテナ業者さんを選ぶポイント

お客様が安心して任せられるアンテナ業者さんを選ぶ際のポイントをいくつか見てみましょう。

1. 引き込み線付近にアンテナ設置、配線処理がお粗末

外観重視ではないアンテナ工事
配線がお粗末なアンテナ工事

新築専門アンテナ職人では、他業者さんが設置したアンテナの手直し工事のご依頼を頂くことがございます。

よくよく点検してみると、「外観重視のアンテナ工事」と言いながらご新築正面の引き込み線付近に平然とアンテナを設置したり、配線処理がお粗末な業者さんが驚くほどいらっしゃいます。引き込み線付近がご新築の裏側などの見えない位置だったり、電波感度が悪いのなら仕方がありません。

しかし、実際プロ目線で見てみると電波感度も良く、他の位置にアンテナを設置できるのにも関わらずご新築正面に堂々とアンテナが設置してあるのです。

実はこれ、典型的な手抜き工事なんです。

ご新築の外観に合わせてアンテナを設置するにはいたるところで検波をし、ときにご新築の裏側まで配線工事をしてアンテナを取り付けることもございます。これには非常に手間暇かかり相当な時間を要します。

1日に何件もアンテナを設置しなければならない下請け業者さんは、効率的に時間をかけないでアンテナを取り付けしなければいけませんので、外観重視の工事となると相当困難なはずです。

そのため、実際のところちまたで行われている外観重視のアンテナ工事では、本当にご新築に適った良心的なアンテナ工事は少ないと思われます。

アンテナ工事は複雑で奥が深く、お客様自身で「果たして本当に外観重視のアンテナ工事なのか」判断することは難しいため、結局は職人さんを信用するしかありません。

2. 連絡先が携帯電話やフリーダイヤル

アンテナ業者に電話をしている様子

連絡先が携帯電話やフリーダイヤルだけの場合、一人親方であることが多く、後々なにかあった際に連絡が取れないことがございます。

安い工事料金で個人経営のアンテナ業者さんにお願いしたことで手抜き工事をされ、後にアンテナが倒れたり映らなくなってしまったにも関わらず連絡が取れないといったご相談を頂くことがございますので、くれぐれもお気を付け下さい。

はじめに固定電話番号、会社概要をしっかりと確認しましょう。

3. 電波を測定する検波器を使わない、持っていない

アンテナ検波をしている様子

アンテナ業者さんの中には、検波器を使わなかったり持ってすらいない業者さんがいらっしゃいます。

これには検波器が高額なことと、わざわざ検波器を使用しなくてもアンテナだけでざっくりとなら検波が可能だからです。
しかし、アンテナの電波は数メートル位置が変わるだけで映ったり映らなかったりするため、ご新築の外観に合わせてアンテナを設置するには検波器は必須となります。

アンテナ工事の前には必ず検波をしてもらい、きちんと説明してもらいましょう。

4.見積時に明確な料金が提示されない

見積もりのご相談

アンテナ工事完了後に、事前確認もなく「追加料金」を請求されたとご相談を頂くことがございます。

よくあるのが「電波増幅器(ブースター)」を無断で取り付けされることです。「よその業者さんにアンテナ工事をしてもらったのですが、本当に電波が弱いのか計測して頂けませんか?」とご相談され、実際に検波をしてみると十分に電波が取れることもございます。

アンテナ工事の前に必ず見積もりをしてもらい、明確な料金を提示してもらいましょう。

5.損害賠償保険に未加入

損害賠償の際のオペレーター

少し難しいかもしれませんが「損害賠償保険加入の有無」の確認も出来れば安心です。※アンテナ業者さんの会社概要に載っているはずです。

これは我々アンテナ業者側の落ち度でお客様にご迷惑をお掛けした際の保障に関するものです。

損害賠償保険加入の有無によって、アンテナ業者さんの対応には雲泥の差がつきます。

アンテナ工事は一人親方で行っている方も多く、なにかあった際、日中全く連絡が取れなかったりで1年以上も解決せず、中には精神的な負担となりそのまま泣き寝入りしたお客様もいらっしゃるほどです。

新築専門アンテナ職人ではなにかあった際にもお客様にご迷惑のかからぬよう専門担当者がしっかりとご対応させて頂きますので安心してお任せ下さいませ。

よくある怖い事例

倒壊した八木式アンテナ1
倒壊した八木式アンテナ2

台風の去った翌日に一本の電話が事務所にかかってきました。

「昨夜の台風でアンテナが飛ばされてしまったので、アンテナをあらためて設置して下さい。」とのことでした。

詳しくお話をおうかがいすると、数か月前に某業者さんにアンテナ工事をしてもらったそうです。工事保証期間内だったので担当の方に連絡をしたそうなのですが、まったく連絡がとれなかったそうです。

アンテナが倒壊した上、飛ばされたアンテナが隣家のガラスを割ってしまったそうでその弁償もしなくてはならず、相当お困りの様子でした。

アンテナを建てて数か月しかたっていないのに倒壊したのなら、本来ならアンテナを立てた業者さんが無償で修理をし、お隣の方にも謝罪からガラスの弁償まで責任を持って行わなくてはならないことです。

結局お客様は自費でアンテナを立て直した挙句、お隣のガラスを弁償するはめになったそうです。

最初に依頼したアンテナ業者さんの連絡先は携帯番号で、ホームページに記載してあった住所もただのアパートの住所であった…とのことだそうです。

2018年9月30日に猛威を振るった台風の際にも、業者さんと連絡が取れずお困りのお客様からのご相談がございました。

その業者さんの連絡先も携帯電話やフリーダイヤルだったそうですので、くれぐれもお気を付けください。

安物買いの銭失い

安いアンテナ工事による倒壊

初めから上記の点を考慮してアンテナ業者さんにお願いしていれば高い修繕費を支払う必要も、わざわざ菓子折りを持ってまでお隣に謝罪する必要もなかったかもしれません。
たかが「損害賠償保険」「固定電話」と思うかもしれませんが、たったこれだけの違いでいざという時に雲泥の差がついてしまうのです。

アンテナ工事の料金が安いと魅力的に感じるかもしれませんが、同じアンテナ業者として言えることは、アンテナ工事保証からご新築の構造や外観に合わせた手間暇掛かる工事を考えた場合、安い料金では絶対にやっては行けません。
「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ。」と言います。
先の例のお客様と同じような経験をなさらないよう、安い工事料金のアンテナ業者さんにはくれぐれもお気をつけ下さい。

こちらも合わせてご覧ください。(※アンテナ手抜き工事の恐ろしさ)

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